住宅ローン金利の実質金利の差額とは?
住宅ローン金利の実質金利の差額とは?
とはいえ、住宅ローン実質金利との差を抱えたままというわけにはいかないでしょうから、来年は短期金利が上がり、その結果として、住宅ローンの変動金利や3年・5年などの金利は上がるだろうと予想します。長期金利についても上がると見ていますが、国内景気も「踊り場」になりそうとみられているので、大きくは上がらない可能性も?(金利については神のみぞ知るということで、外れてもご容赦下さい!)
住宅ローン商品はどうなる?
ローン商品の動きとしては、個人的には2つ挙げたいと思います。
1つは、金融機関の固定金利選択型の長期のものや、全期間固定金利型の商品が充実したこと。金利上昇が見込まれる中、15年固定や20年固定などのキャンペーンを充実させる金融機関が増えました。また、10年、20年、30年など、借入期間を限定した全期間固定金利型の商品も充実しました。短期・中期固定の金利だけでなく、長期固定金利型や全期間固定金利型においても金融機関同士の金利競争が起きている様子も伺えます。
もう1つの住宅ローン今年の動きとしては、団信の特約のバリエーションが増えたことが挙げられます。がん保障特約は以前からありましたが、三大疾病特約を皮切りに、五大疾病、七大疾病、八疾病など、対象となる病気の数も増えてきました。内容や保険料などもさまざまです。
こうした流れを踏まえ、今年の住宅ローン商品の動きとしては、次の3点を予想します。
1.住宅ローン金利の相変わらず金利競争が!
金利タイプはほぼ出揃ったので、短期・中期・長期・全期間とも、金利合戦は続く。ただし、ある方の予想ですが、1年、2年、3年といった短期の固定金利選択型は、金利が高くなってきた場合に存在意義が消え、なくなる可能性もありそうとのこと。
2.住宅ローン金利の団信のバリエーション合戦がもうしばらく続く?
対象となる疾病の数はもう少し増えるのではないかと思います。いずれ、全ての病気・ケガが対象になったりするかも?
3.住宅ローン「返し方」に特徴を持たせたローンのバリエーションが増える?
新生銀行の「自動繰上返済」や住友信託の「自動返済」は以前からありましたが、最近、東京スター銀行「自由返済」(コラム参照)や三井住友銀行「住宅ローン定額返済プラン」など、返済方法に特徴のあるローンが気になります。今後、この分野でのバリエーションが増えてくるのでは?とも予想します。
最近の相談の傾向などから
住宅ローン金利ローンにまつわる最近の傾向として、普段の相談業務の中で気になるのは、返済に無理のある資金プランの方が増えていること。物件価額も上がっているからでしょう、500万〜1000万円程度高すぎるローンを検討している方の相談を受けることが多くなったように感じます。
住宅ローンは「借りる」ことはできても、「返す」段階で本当に無理がないのかどうか。それをしっかり見極めることは、家族の生活を守るという意味において、今年も来年もその先も大事なことです。
住宅ローンを上手につかい安心できる家計を維持するには、できれば住宅ローンではあまりリスクをとらないようにすべきでしょう。購入プランをしっかり立てて、自分に合ったローンの規模を見極め、また、金利タイプを見極めてほしいと思います。さらに、返済計画に無理がないかのあたりもつけた上で、慎重にローンを選んでほしいと思います。
住宅ローン金利の実質金利の差額とは?でした。


